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アパレル系のバイトをしていた時の話です。自分の勤務店舗は新しく店長になった人が経験を積むためにくる教育店舗でした。店長といっても年齢はまちまちで、その時は40歳のワイルドな感じのイケメンが着任しました。その店長は私の好みにピッタリで、一目惚れ状態でした。
その店長は今までそこで働いていた人とは雰囲気が違かったので、他の女性陣もかなり目の色を変えていました。
私自身もいつもはそんな事ないのに、なぜか積極的にアピールしないといけない気になり、私からかなりガンガンとアピールしました。そこで嬉しいことに店長も私みたいなタイプが好みだと言ってくれたので、お付き合いが始まりました。この時は店長が既婚者だとは知らされていませんでしたので、ただのイケメンと付き合えたと思っていました。
今になってよくよく考えてみたり周りの話を聞くと、当時の店長は単身赴任で着任しており、月に何度かの出張(だと言われていた)時に奥さんの所に帰っていたようです。当時はそんなことは知りませんので、いろいろな所でデートしたり旅行に行ったりしていました。よく写真を撮って欲しいと言われたのを覚えています。一緒に撮ろうではなくて、一人で。自分大好きな人なんだと変に納得していましたが、おそらく奥さんに送っていたのでしょう。
なんの偶然かはわかりませんが、奥さんと私の誕生日が一緒だったことも後から知りました。彼の家でケーキを用意してくれて、盛大に祝ってくれたので自分はすごく愛されている幸せ者だと思っていました。普通(だと思っていた)お付き合いが終わったのは、奥さんが店にサプライズで登場した時です。奥さんから「いつも旦那がお世話になってます。よく話を聞きます。仲良くしてくれてありがとう。慣れない土地だけどあなたたちみたいな友達がいて安心です。」と言われた時に、まず、旦那という言葉に引っかかり。次にあなたたちという言葉に引っかかり。ここで初めて既婚者だと知りました。ついでに他の女の子たちに手を出していたことも。私だけじゃなかった。
その”あなたたち”全員が愛人でした。今思うと、どうやって時間のやりくりをしていたんだろうと思います。ほとんどの時間を仕事場で過ごして、休みの日には私と出かけて。分身でもしてたのかと思うくらいのタイムマネジメント能力。
奥さんの”奇襲”により、愛人全員から見限られて、本社に告げ口され。せっかく店長になれたのに降格になって会社自体を辞めていきました。奥さんとはおそらく続いているんでしょう。もう興味はありませんが。
この時に学んだことは、人のものほどよく見えるということでした。