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奥さま突然の訪問に私オワタ…修羅場?と思いきや…。年下上司との社内不倫の顛末。

私が30歳になった頃、上司である年下の男性と不倫関係になりました。

当時の私はまだ独身で、彼は年下でしたが妻子ある身でした。
社内恋愛ならぬ社内不倫、後ろめたさもありましたが、彼に会える楽しみもあったので仕事も頑張れていました。

休憩室でたまたま二人になることが多く、連絡先を交換したのがきっかけで仲は深まっていきました。
仕事帰りの居酒屋と、限られた夜の時間。
泊まりはしなかったものの、私の当時のマンションで夕食をとったこともありました。
食事もして一緒にお風呂にも入りました。他のことは何も考えず、素直に楽しかったです。

しかし、別れは突然やってくるのです。
ある日のメールで、「嫁にバレた」
このメールを最後に、彼からは何も連絡はもらえなくなりました。社内での彼との関係は、関係を持つ前の状態に戻っただけでした。

その代わりに奥さま自らの携帯電話で私に電話をよこすようになりました。
奥さまからの電話は、
「一度、私たち二人で会って話をしましょう」
という内容のもの。

気が進まなかった私は、不倫をしていたことの罪悪感よりも、終わった恋についての話し合いが億劫なだけでした。
いま考えると最低ですね。
忙しくもないのに忙しいと理由をつけ、私は奥さまから逃げ回っていました。

仕事が休みだったある日、私のマンションのインターフォンが鳴りました。
心臓が飛び出るほどの恐怖!奥さまが来たことがすぐにわかりました。
モニターを見てみたら、そこには小太りの女性が。
「いるのはわかってますよ。出てきてください。」
とドアをノックまでされました。
観念した私は上着とバッグを持って外に出ました。
「お待たせしてすみません。外でお願いします。」
と言い、近くの公園まで歩きました。
公園までの道中、奥さまは不倫について一言も触れませんでした。

公園につくとベンチに二人並んで座り、奥さまの第一声。
「こんなに綺麗な人と不倫するなんて、あのバカ絶対ゆるさない」
私は「本当にごめんなさい。申し訳なかったです」と涙が出てしまいました。
奥さまは「あなたを責める気もないし、誰にも言うつもりもないから大丈夫。あんなバカのどこがよくて不倫なんかしたの?」と。

その後、私と奥さまは連絡を取る仲になり、時々ランチやカフェに出掛けたりもしました。
彼が転勤族で、奥さまは友達ができず毎日淋しかったのだそうです。
また転勤になればもう二度と会えないと思うから、それまでお友達でいてほしいと言われ、許してくれるなら私は奥さまとメールもしていましたし、電話で夫婦の愚痴でも何でも話し相手になりました。私と仲良くなることにより不倫を制御する賢さもあり、いい奥さまだったと思います。

三年後、彼は転勤で遠くに行ってしまいました。

私は彼と離ればなれになることよりも、仲良くなった奥さまと離れることのほうがつらかったです。
若い夫婦の邪魔をした最低な私、心から反省します。
あとからわかったことですが、奥さまと仲良くしていた期間、
ネットで私が“不倫最低ババア”とひどく罵られていました。
ショックでしたが、これが天罰…
やはり奥さま、当然ですが怒っていらしたのですね。
不倫は二度としません!