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出会いは職場。自分は絶対に不倫なんてしないと思ってました。
むしろ、不倫をしている身近な人を軽蔑してた立場です。そんな私が不倫をするなんて、思いもしませんでした。
違う部署の管理職だった彼は、下の子をとても可愛がり、私もその中の一人でした。なぜか気に入られて、取引先の接待や共通の趣味のゴルフなど、頻繁に仕事以外で同席することが増えてきたある日のこと。
お酒を飲んで私は気持ちよくなっていました。終電がなくなり、もう少し誰かと一緒にいたかった私は、彼と夜の街をブラブラ歩いていました。
帰るのが面倒になった私はビジネスホテルを指さして「あ、ホテル」とほろ酔いで言っていました。後で聞いたら、彼はそれが私からの誘いだったと思ったらしく(私は一人で泊まるつもりだったのですが)、彼がチェックインをして部屋まで一緒に行きました。そこでもう少しお酒を飲み、ちょっとからかうつもりで彼の顔に近付いたらキスされ、ベッドへ。その日は途中まででしたが、その翌日から彼の態度が急変し、さらに急接近して二人で頻繁に会うようになりました。
彼は家庭持ち。子供はいないものの、奥さんも同じ会社で働いていた人だったのでよく知っている人でした。彼は仕事も真面目で不倫なんて無縁の人だと思っていたのに、急変した彼の態度に戸惑いつつも、私も独り身が寂しく、甘い誘いに乗ってしまいました。
次第に私も彼のことが気になり、頻繁に会うようになりました。会う度に体を重ね、今までにない程のエクスタシーを味わい、とっても幸せな日々を過ごしていました。
そんな関係も2年ほど続き、さすがにこのままでは自分の人生が危ういと思い、30歳には結婚したいと思っていた私は、適当な人を見つけて結婚しました。結婚してしばらくの間も彼との不倫関係は続いたまま。
そんな最中、夫が私たちの関係に気づいたのか、急に「不倫とか絶対にありえない。不倫してたら離婚」と言い出したので、私は焦って、私から彼に一方的に別れを告げて、不倫関係は終わりました。
それでも今でも時々、あの楽しかった日々とエクスタシーを思い出します。
彼とはもうまったく会っていませんが、彼も私との時間を思い出すことがあるのだろうか、と時々考えることがあります。
若かりし日の過ちだと思っていますが、この秘密はもちろん誰にも話すことはありません。墓場まで持っていきます。