投稿数: 231

このページはPRを含みます。

10歳年上の可愛い人妻に本気になってしまったハタチの頃の甘い日々。

エリカさんとの出会いは恵比寿の相席バーでした。
緩いパーマのかかったショートボブで、
低身長な可愛らしい彼女を見た私は
(同世代か、、少し上、、かな?)
と思っていたので、10歳も年の差があることに
驚きを隠せませんでした。

エリカさんはどうやら在宅ワークをしていて、
暇な時間や息抜きにアニメを見ているとのこと。
当時流行っていた深夜アニメの話題で盛り上がり、
意気投合した私たちは、二人で
バーを抜け出し、カラオケにいきました。
二人きりとは思えないほど盛り上がり、
お酒も回っていた私たちは、段々とお互いを
意識する様になりました。
「ちょっとお酒回ってて辛いかも、、
ここで寝てもいい?」
大人の色気を漂わせたムチムチのわがままボディを
くねらせながら、上目遣いで見つめるエリカさんは
20代の僕には刺激が強く、その場で舌を絡め合う
口付けを交わしました。
「ん…場所、変えてもいい、?」
エリカさんと私はタクシーに乗り、
近場のラブホテルへ。
部屋に入るとすぐに、エリカさんの方から
体を絡めてきたのでした。
当時の私は性欲真っ盛りで、日が明けるまで
エリカさんとお互いの体を求め合っていたと思います。

朝、目が覚めるとエリカさんは既に
服を着て、お化粧を直していました。
「おはよ、昨日は、ありがとね」
僕に可愛らしくフリフリするエリカさんの右手。
揺れるカーテン。
その薬指に差し込んだ朝日がキラッと反射しました。
「エリカさん、、それ…」
「あ、バレちゃった?笑
私、人妻なの。今年で4年目。
昨日は嘘ついちゃって、ごめんね」
エリカさんは、そう言って
少し寂しそうに笑ったのでした。

それから僕とエリカさんの大人の出会いが始まりました。
待ち合わせは恵比寿。
当時大学生だった僕には、少し背伸びした街だったと
思います。
エリカさんは、ランチを御馳走してくれたり
服やアクセサリーを買ってくれました。
話を聞くと、旦那はエリートサラリーマン。
でも転勤族で、今は海外出張で3ヶ月ご無沙汰だったとのこと。
寂しさあまりに、体の関係を求めてしまったとのこと。
なんだか少し、エリカさんが可哀想に感じました。

それからもエリカさんとは、1週間に一度くらいのペースで会うようになります。もちろん夜を共に過ごすこともしばしばでした。
(ほとんど毎回だった気がします。)
年の差の割りに可愛らしいそぶりを見せるエリカさんに、
僕は少しづつ魅了されていきました。
そして何より、私たちは性癖の相性が合っていました。
エリカさんはM気質なところがあり、
プレイ中に言葉攻めにされることに快感を
感じている様でした。
プレイの最中は、指輪を外すエリカさん。
プレイ中は絶対服従する「エリカ」と、
普段のお姉さん口調なエリカさんとのギャップに
興奮するのでした。

その日は、夜からの待ち合わせ。
場所は恵比寿、いつもの待ち合わせ場所。
その日は珍しく、カラオケがしたいというので
一緒にカラオケに行きました。
「初めて会った日も、きたよね、ここ。」
エリカさんは、嬉しそうにマイクを握って言いました。
出会った日から、半年近く経っていました。
気がつけば私は、この関係が当たり前の様に感じて
いました。
最初は、罪悪感と背徳感で胸が張り裂けそうなくらいに
高鳴っていたのを、今でも覚えています。
時計の針は0字を周り、私たちはホテルに向かいました。
部屋に入ると、エリカさんは
「今日、女の子の日なの。ごめんね。
一緒に寝よっか」
と言いました。
私は少し残念でしたが、エリカさんの柔らかい
胸元に抱かれているうちに、気がつけば眠りに
ついていました。

揺れるカーテン。
差し込む朝の光。
気がつけば、朝日が登っていました。
暖かい日差しに包まれる朝、いつもと
変わらない日常。
ただ1つ、エリカさんがいないことを除けば。
テーブルの上に優しく置かれた白い手紙が、
差し込む朝の光を反射してほのかに光りました。
「●●君へ。
突然のお別れになってしまいごめんね。
明日、旦那が帰ってくることになりました。
私はまた、以前と同じ様な生活に戻ります。
●●君との半年間は、とても楽しかったです。
本当にありがとう。エリカ」
エリカさんは、最後まで大人の女性でした。
まだ子供だった僕は、まるで子供の様に
泣きじゃくりました。
俺の方が幸せにできるんだ。
そう思えば思うほど悔しくて、
手紙を握り締めながら泣きました。

私は今、一人のサラリーマンになりました。
あの日以来、エリカさんとは会っていません。
まだ子供だった私の、少し気恥ずかしい大人な
恋の思い出です。
最後まで読んでくださりありがとうございました。